こんにちは、iOSエンジニアの西村です。
今年も WWDC23 が開催され数多くのセッションが公開されました。その中から気になるセッションをピックアップし社内で勉強会を行いましたので、その取り組みを紹介します。
WWDC勉強会とは?
毎週月曜日と火曜日に30分〜45分の時間を取り、WWDCで発表された注目のセッションを中心に勉強会を行いました。
勉強会の目的は、最新のセッションについて学び、その情報をどのようにサービスに取り入れることができるかを検討し対応していくことです。
特に注目したセッションは、「What’s new」系の新着情報や、弊社サービスの機能に関連しそうな内容、さらに新機能の導入を考慮する際の参考となるセッションです。
勉強会は、セッション動画を参加メンバー全員で画面共有して視聴した後、ワイワイ話し合っていく流れで進みました。
iOSに関する内容ですが参加は自由なので、たまにAndroidのメンバーも参加することがありました。
今回取り上げたセッションは以下の通りです。毎週2回開催という頻度なので多くの動画を視聴することができました ✨
勉強会での学びや発見
勉強会では、見逃していたセッションの動画をチェックするいい機会となりました。
一度視聴した動画でも、参加メンバーと共に見返すことで、1回目の視聴では気付かなかったことや新しい視点で学びを得ることも多いと感じました。
見るだけでなく実際に新しい機能を取り入れる動きもしており、例えば Swift OpenAPI Generator の導入に向けて、まずは OpenAPI の利用準備を進めたりしています。
またユーザー体験向上や業務効率化など、ヤプリとして活かせそうな機能もいくつか取り上げることができました。 (以下はその一部です)
- What’s new in SF Symbols 5
- アニメーションができるようになり、アニメーションの動きも簡単に変更できるようになった
- アイコンタップ時のアニメーションをUIView.animateKeyframesで実装しているが置き換えることができそう
- What’s new in App Store Connect
- 以前はクラウドサイニングに admin 権限が必要だったが、user-based key が作成できるようになったので不要になった
- アプリのレビューもAPI経由で取得できるので、データ分析などに使えそう
- What’s new in App Clips
- サイズ上限が増えたことで、簡単なアプリなら App Clips で表示させることができるようになった
- Apple Associated Domain File をサーバーでホスティングする必要がないやり方も出てきて導入しやすくなったため、広告リンクとしても使えそう
社内での感想
勉強会の終了後に、満足度に関する匿名アンケートが行われたのでその結果を少し紹介します。
- 良かったこと
- 進行がスムーズだった
- 週2開催だったので、iOSDC前までにいろんなカテゴリを全体的に見ることができた
- 事前にセッションに関するブログ記事など関連資料が展開されていた
- Slackスレッドがあって、みんなの意見を知ることができた
- ネタ探しの機会になった
- 動画を見る時間を業務時間内に設けられたので、見るきっかけを作れた
- 任意参加30分開催だったことで、気軽に参加できた
- 改善したいこと
- アウトプットに繋げる動きが少なかった
- 英語面のサポートができなかった
- その場で理解しきれず、コメントしづらい
- 発言する人に偏りがあった→Figjamなどで考えを共有しやすい進め方をしても良いかも
いくつか反省点はあったものの、見る会を設けたこと自体は良かったのかなという感じですかね😊
インプットメインの形になってしまったこと、発言する人の偏りなどは次回はもう少し考えたいですね🤔
まとめ
動画を通して新しい知識を習得したり、iOS/Swiftを専門領域として活躍する岸川さん(@k_katsumi)をはじめ、それぞれの強みを持ったベテランのメンバーからも知見や見解を直接聞くことができたので大変勉強になりました。 一人では理解が難しい内容でも、参加メンバーで議論すれば理解できることもあるので、勉強会の重要性を実感しました。
引き続き来年もこの勉強会を開催していきたいです!
ヤプリでは一緒に働く仲間を募集しています!「興味をもった!」という方や、「もう少し具体的な話が聞いてみたい」と思った方はぜひカジュアル面談にお越しください。 open.talentio.com