ヤプリで内定者インターンをしている山本(もっさん / @Y4M4MOTO)です。 この度、 Google Cloud 様主催の G.I.G. プログラムという特別招待制トレーニングプログラムに参加させていただき、 Google Cloud Professional Data Enginner 認定資格を取得しました!
参加時の私はクラウド経験自体ほとんど無い上にデータサイエンティストとしての実務経験も無い状態でした。この記事では、そんな私が G.I.G. プログラムに参加してみてどうだったのか?について記したいと思います。
ヤプリで過去に参加された方の記事が公開されていますので、よろしければこちらもご覧ください👀
G.I.G. プログラムとは?
“G.I.G.” とは “Google Cloud Innovators Gym” の略で、 Google Cloud のスキルを習得できる招待制特別トレーニングプログラムです。 Google Cloud の活用推進やコミュニティ醸成を目的としています。
自分はまだ内定者インターンの身だったのですが、プログラム期間中に雇用契約を結んでいればOKとのことで特別に参加できることになりました。
私のクラウド経験
前回のインターンが Google Cloud 初体験でした(前回のインターンについては次の記事をご覧ください)。
他のクラウドもデモンストレーションの様子を見たりハンズオンで指示通りに操作してみたりといった程度で、要するにクラウド経験自体ほとんど無い状態でした。
また、自分はデータサイエンティストとしての実務経験も無い状態だったため、実務で求められるデータ分析の要件やデータ基盤の基礎知識なども知りませんでした。
そのため、参加するにあたってプログラムの内容についていけるかどうかとても不安でした…
プログラム内容
G.I.G. プログラムでは、特別セッション、もくもく会、 Coursera の受講、懇親会、Google Cloud 認定資格の受験、といった内容を約3ヶ月間体験しました。
特別セッションでは、「サーバレス」や「データベース」といったトピックごとに関連する Google Cloud プロダクトを紹介していただき、その後デモやハンズオンを体験することができました。 Google Cloud では様々なユースケースに対応できる数多くのプロダクトや機能がリリースされています。セッションでは、トピックを軸にそれらの特徴やユースケースを紹介していただけたため、とても理解しやすかったです。
Coursera では、動画でのインプットと Google Cloud Skills Boost(旧 Qwiklabs) によるハンズオンを体験することができました。 Google Cloud Skills Boost で実際に手を動かしてプロダクトの挙動を確認できたおかげで、知識のインプットだけでは理解しづらかった部分を補うことができました。
懇親会では Google Cloud 社員の方々やプログラム参加者の方々と交流することができました。普段どのような業務に取り組み、どのような課題に直面しているか?といったお話を聞くことができ、これから実務に取り組んでいく身として非常に勉強になりました。
プログラム内では、データウェアハウスやデータレイク、ETL/ELTといったデータ基盤の基本概念が頻繁に出てきていました。自分はその辺りの理解が浅かったため、「Google Cloudではじめる実践データエンジニアリング入門」という本を買って補いました。この本にした理由は、過去に G.I.G. プログラムに参加した方々や Professional Data Enginner 資格を取得した方々の多くが購入していたからです。この本でデータ基盤の基本概念を整理できたおかげで、その後のプログラムの内容の理解度も上がりました。
試験対策
Professional Data Engineer 認定資格の取得試験では、解決したい課題や満たすべき要件などが問題として与えられ、選択肢に書かれたソリューション候補の中から最適なものを選べるか?が問われました。
試験勉強をどのように進めるかは、 Coursera の「 Preparing for the Google Cloud Professional Data Engineer Exam 」コースの内容や過去に G.I.G. プログラムに参加した方々や Professional Data Enginner 資格を取得した方々の体験ブログなどを参考にしました。
今振り返ると、次のような流れで進めていたように思います。
- 公式の模擬試験や市販の問題集を解く
- 間違えた箇所の解説を読む
- 間違えた箇所に関連する公式ドキュメントを読む
- 1.〜3.を繰り返す
- 過去資料や本などで全体像を整理する
やってみると、問題集1セット(25問〜50問)を解いてドキュメントを読むだけで1日が終わってしまってびっくりしました…(2〜3時間で1周できると思ってました…)
4.の繰り返しフェーズになると、ある程度問題は解けるようになりましたが、間違えた箇所の知識を場当たり的に蓄積してしまっており、全体像を整理したくなりました。そこからは Coursera やセッション資料、試験ガイド、購入した本などを見返し、知識の体系化と全体像の整理に取り組みました。
受験
試験は東京のテストセンターで受験しました。リモートでの受験も可能だったのですが、受験用PC以外のものは受験環境から撤去する必要があったり、自宅のネット環境に不安があったりしたため断念しました。また、ヤプリへのインターンは地方からリモートで行っていたので、受験の際にオフィスにも行きたいな、という思いもありました(社内Slackにオフィスカフェから美味しそうなランチの画像がほぼ毎日投稿されるので、食べに行きたいと常々思っていたのです😋)。
テストセンターに行くのは初めてなので少し不安でしたが、試験の申込完了メールの指示に従って準備し、テストセンターの案内人の指示に従って受験をしたところ、特にトラブルなくスムーズに受験することができました。
結果は無事合格でした🎉 結果が出るまで時間がかかるとのことだったのですが、自分には受験の翌営業日くらいに通知が来ました。
プログラムに参加した感想
G.I.G. プログラムのおかげで、「 Google Cloud 何も分からない…」「データレイクとかETL/ELTとかって何ぞ…?」という状態から、実現したいことに対して Google Cloud の公式ドキュメントを漁ってみるなど、ある程度自走できる状態になることができました。独学でインプットしていたら、この短期間で今のレベルには到達できなかったと思います。
また、自分はデータサイエンティストの実務経験がない状態で参加したため、データサイエンティストが向き合う課題や担う業務などについての理解を深めることもできました。
総じて、非常に良い経験ができたと感じています!
とはいえまだインプットばかりの状態なので、これから積極的にアウトプットを行って今回の内容をしっかり自分のものにしていきたいと思います💪
まとめ
この記事では、内定者インターン生が G.I.G. プログラムに参加して Professional Data Engineer 認定資格を取得するまでの体験談を記しました。非常に素晴らしいプログラムだったので、招待されている方がいらっしゃるならぜひ参加してみてください!もし「 Google Cloud 何も分からないから参加するのが不安…」という方がいらっしゃるなら、むしろそういう方にこそオススメのプログラムだと思います!