こんにちは!データサイエンス室(以下、DS室)の山本です(@__Y4M4MOTO__)です。
先日9/4(木)に開催された『レバテックMeetup』にて、「『必要とされるデータ基盤』であり続けるためにやってきたこと」という題で登壇させていただきました!
この記事では、登壇資料の共有と、発表内容の補足をします。
登壇資料
(NotebookLMによる要約)
この発表は、Yappliのデータ分析プラットフォームが常に必要とされ続けるために実施してきたことを詳述しています。データ基盤の利用者からの要望に応え続けることの重要性が強調されており、これには迅速な対応と、直接的な解決が難しい場合でも代替案を提案することが含まれます。また、利用者とのカジュアルな関係構築を通じて、気軽に要望を伝えられる環境を作ることも重要だとされています。さらに、エンジニアからデータ集計の責務をデータチームに移管することで、開発者の負担を軽減し、データ基盤の価値を高めた事例も紹介されています。これらの取り組みにより、外部からの好機(追い風)が訪れた際に、データ基盤の進化を加速させることができると結論付けています。
発表内容で、「エンジニアから集計の責務を剥がした」のセクションは尺の都合でかなり要点を絞ってお話しさせていただきました🙇
詳細は次の過去登壇資料にまとめていますので、気になった方はぜひご覧ください。
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弊社のプロダクト用データ基盤の変遷
- 「プロダクト観点で考えるデータ基盤の育成戦略」 (2025)
- CMSレポートの集計処理をエンジニアから引き剥がした話
- Yappli Data Hubの集計処理をエンジニアから引き剥がした話
当日答えられなかった質問への回答
当日の質問タイムで、時間の都合上答えられなかった質問がありましたので、こちらで回答します。
Q. データ集計をエンジニアから引き剥がす際に、テーブルの解釈や結合などで集計者の認知負荷が高まった時期などはありましたか?もしあったら、解決した方法などあれば伺いたいです。
特に無かったかなと思います。
発表でお話しした「集計クエリのメンテナンスもエンジニアで担当」の部分をもう少し詳しく説明します。
元々はその体制だったのですが、後に1人目のデータ人材が入社し、集計クエリの正確性の保証はその方が担当、エンジニアは出来上がったクエリの反映を担当する体制になりました。また、エンジニア側でも集計クエリのメンテナンスは基盤構築に携わったメンバーでなければ難しい、という状況でした。そのため、データ集計をエンジニアから引き剥がすことについては合意しやすい状況でした。
dbtへ集計クエリを移行する際も、既存テーブルにスキーマ変更などは特に生じなかったので、技術的・工数的な懸念も合意しやすい状況でした。
詳細は過去登壇資料のこちらのスライドをご覧ください。
Q. 要望問い合わせは月どれくらいくるのでしょうか? 要望の粒度によっては1日で終わらないものもあると思うのですがどのようにタスク管理しているのでしょうか?
問い合わせ件数は大体月60件ほどです。
基本的には弊社が提供しているアナリティクスサービス(CMSレポート、Yappli Analytics、Yappli Data Hub)に関する仕様確認やログ抽出依頼が多いため、1営業日で完了することが多いです。
1営業日で終わらない要望のタスク管理は担当しているDS室メンバーが各々で管理しており、DS室全体での一元管理はしていません。
一時期はJiraで一元管理していましたが、チーム内でチケットベースでのタスク管理があまり浸透しなかったため、現在の形に落ち着いています。
結び
以上、レバテックMeetupに「『必要とされるデータ基盤』であり続けるためにやってきたこと」という題で登壇させていただいた話でした。
ここまでお読みいただきありがとうございました🙇
この記事を読んで弊社に興味を持っていただけた方は、ぜひカジュアル面談へお越しください!