サーバーサイドエンジニアの shuymn です。
Yappliでは開発を行う際にGitHubのPull Requestを利用しています。Pull RequestにはAssigneesという形でPull Requestに対して最大10名までアサインすることができます。
AsigneesのアサインはGitHub側で自動で行ってくれません。また、アサインしないとPull RequestがMergeできないというようなこともないので、特に明文化されていない限りAssigneesのアサインは人によってやったりやらなかったりというのが一般的だと思います。
Pull Requestのフィルタリングは作成者であるAuthorでフィルターすることができますが、Assigneesを設定するとそれでもフィルターすることができます。Authorは単一の作成者であるのに対して、Assigneesは複数人割り当てることができるという違いがあります。
こういったメタデータはFour Keysに代表される開発生産性の計測に役立つかもしれません。
しかしPull RequestのAssigneesのアサインを毎回手動で設定していると、自動化できるならしたいと思うのがソフトウェアエンジニアの性ではないでしょうか?
都合良いことに、GitHubに関するちょっとした自動化にはGitHub Actionsの既存のワークフローを利用すれば非常に簡単に導入することができます。今回利用するのは technote-space/assign-author です。
このワークフローは、AuthorをAssigneesに自動的にアサインするという動作をします。
導入方法については上記のページの Installation の項を参考にしてください。ワークフローのファイルを1つ追加するだけなので5分もあればできる作業です。
YappliではGitHubのIssues機能は利用していませんが、IssuesのAssigneesのアサインもできるようです。
自動でアサインできればアサイン漏れも発生しないので、血液型がA型で几帳面な方にも満足していただけることと思います。
地道な改善の紹介でした。