はじめまして、フロントエンドエンジニアのこん(@k0n_karin)です🦊
2021年の12月に入社して早々に、Discordというアプリを社内のコミュニケーションツールとして試す提案をしました。 試験的に導入して半年ほど経ったので、弊社でどのように運用しているか、使ってみて良かった点などをまとめようと思います。
Discordとは?
Discordは、コミュニティや友達と集う居場所をつくれる空間。
筆者の印象では、ゲームなどのボイスチャットでよく使われている(使ってる)ツールです。
どこに誰がいるか、今誰が喋っている/喋れないか、などがひと目でわかるようなUIが特徴的です。
最近では、リモートワークやカンファレンスでも使われる事例があるようです👀
developers.microad.co.jp note.com engineering.dena.com
なぜDiscordを導入したか
気軽な音声コミュニケーションを取りたかったのが、一番のモチベーションです。
Discordでちょっとした質問をするには、ボイスチャンネルをクリックして参加するだけです。オフィスワーク時代の「〇〇さんちょっと質問いいですか?」のように、気軽に質問ができます🤗
リモートワーク時代のお悩みで、こんなことはないでしょうか?🤔
- 気軽に相談しづらい
- 新しいメンバーの状況が見えにくい
- 雑談や交流が減った
このような悩みは放っておくといずれは深刻な問題になったり、信頼関係を育む機会の損失につながる可能性があります。気軽にコミュニケーションしやすい環境を作れば、これらを改善できるかもしれません。
Discordのいいところ
Discordのいいところは音声周りに特に力が入っているところです。ざっと列挙してみます。
- 基本無料
- 入る前に誰がボイスチャンネルにいるかわかる
- Krispの強力なノイズ抑制
- ユーザーの音声をひとりひとり個別に調整できる
- 入力感度(一定の大きさ以下の音はマイクに乗せない)の細かな設定
- バックグラウンドで使えるカスタムできるショートカットキーの爆速操作
- 複数人で同時に画面共有ができる
- etc…
Discordの驚異的なところは、基本無料でこれだけのことができてしまう点です。とりあえずチームでちょっとお試ししやすいのが嬉しいですね🙌
課金することで音質や画面共有の画質が向上したり、カスタム絵文字のスロットが増えるなど、より使いやすくなるので全社で本格的に使う際に検討したいですね。
どうやって使っているか
現在は以下のような運用方法で使っています。
- チームごとのボイスチャンネルに参加
- 普段はミュート
- 話すときにミュート解除
- 話が長くなりそうな時は会議室チャンネルに移動
各チームがボイスチャンネルに常駐することで、いつでも気軽に質問できる環境を作っています。
同時に画面共有ができるので、ペアプロ・ペアデザインやインシデントの対応時などでも活用ができそうです。
雑談やもくもく会、イベント用のチャンネルなどもあるため、業務外の交流にも利用できます🥳
導入後の効果やメンバーからの声
まず自分が使ってみての感想ですが、ちょうどメンターをしていた時期だったのでメンティーのフォローがしやすかったです。また、質問する際の敷居の低さのお陰で、ちょっとした悩みや行き詰まっていることを相談しやすいのがとても良かったです🙌
他にもメンバーからの声を聞いてみました🦻
- 困った時に気軽に質問しやすい
- チームをまたいだコミュニケーションの場が増えた
- ビジネスサイドとエンジニアサイドをまたぐコミュニケーションにちょうどいい
- 雑談しているところに後から混ざりやすい
課題
冒頭の通り、導入してから半年ほど経ちましたがまだ課題はいくつか残っています😢
- ほかコミュニケーションツール(Slack, Zoomなど)との棲み分けが難しい
- 開発部で試験的に使っている段階のため、まだアクティブ率が低い(チャンネル参加者は2-3割程度
質問するときなどは、テキストチャットの良さが活きる場合もありますし、音声だけだとログとして残らないという課題もあります。
また、まだ正式なコミュニケーションツールとして導入していないため、アクティブ率が低かったりなど、社内で情シスチームと連携して正式利用できるように整備していく必要もありそうです。
終わりに
入社2ヶ月目くらいでDiscordの提案をしたときはどうなるか不安でしたが、思っていた以上に活用され始め、少しずつではありますが社内コミュニケーションの活性化に貢献できていると思います。 入社して日が浅いメンバーでもアイデアを提案しやすかったり、受け入れてくれる環境はとてもありがたいなと実感しました。
このような新しい取り組みにチャレンジしやすい環境に興味があれば、ぜひ一度カジュアルにお話ししてみませんか?