こんにちは!データサイエンス室(以下、DS室)の山本です(@__Y4M4MOTO__)です。
2024年9月13日に開催されたTROCCOのユーザー会「TROCCO UG」にて、「私のdbt布教用資料 〜TROCCOUG Ver.〜」というタイトルでお話ししてきました。
TROCCO UGはTROCCOを中心にデータマネジメント領域に関する知見を共有する場で、毎回決められたテーマに沿った発表が行なわれています。今回のテーマは「dbt」でした。
この記事では当日の様子などについて記しています。
登壇資料
資料の概要
資料は次の3つの章から構成されています。
- データエンジニアリングと弊社データ基盤におけるdbtの位置付け
- dbtの紹介
- 弊社でのTROCCO×dbtの活用事例
1章では「なぜデータエンジニアリングが必要なのか?」について説明し、データエンジニアリングのライフサイクルに基づいて弊社データ基盤におけるdbtの位置付けを説明しています。
2章ではdbtの概要と導入すると嬉しいことについて説明しています。
3章では弊社のdbt環境においてTROCCOをどのように活用しているかについて説明しています。
資料作成の経緯
資料中にもありますが、この資料は元々社内の開発本部向けに作成したものをベースにしています。
弊社では2023年から分析用データ基盤のdbt移行をスタートしました。移行に際して、サーバーサイドエンジニアなどDS室以外のメンバーとも連携を取る必要があるため、dbtの紹介なども併せて行なっていました。しかし、そういった場で行なえる紹介は連携相手に関係のある箇所に絞らざるを得ないため、dbtそのものや弊社データ基盤におけるdbtの位置つけなど全体を俯瞰した話はあまり行なえていませんでした。こういった話はちゃんと共有できている方が今後のコミュニケーションを円滑に進められると考え、開発本部向けにdbt紹介資料を作成しました。その時の資料をTROCCO UG向けにアレンジしたものが今回の資料です。
開発本部向けの資料では、3章はDS室によるdbt導入の取り組み紹介にしていました。理由は、前章でdbtについて知ってもらった後に紹介することで、DS室がやっていることへの理解を深めてもらうためです。しかし、TROCCO UG向けにアレンジするにあたって、この章はTROCCO×dbtの活用事例に変更しました。理由はdbt導入の取り組み紹介についてはすでにテックブログ等で発表済みだったから、またせっかくTROCCOのユーザー会に登壇するのでTROCCOを絡めた話がしたいと考えたからです。
当日の様子
当日の様子はtoggetterにまとまっています。
私の発表では「資料がわかりやすい」といったお声を複数いただきました。ありがとうございます…!🙇
当日は私の他に3つ発表がありました。
1つ目はdbt Labs,Inc.のAaronさんによる「dbt cloud + TROCCO」の発表でした。dbtの成り立ちやTROCCOとdbt Cloudを組み合わせたアーキテクチャの紹介、今後のdbt開発のロードマップなど、幅広い内容で非常に興味深かったです。特に、Low-code visual editorとAsk dbtは「欲しい…」という気持ちにさせられました。
2つ目は会場スポンサーであるDATUM STUDIO株式会社によるLTでした。「モダンデータスタックって高い?いやいやむしろお得なんです」という話やdbt Cloudのデモなどがあり、とても楽しい発表でした。
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— YAMAMOTO Yuta (@__Y4M4MOTO__) 2024年9月13日
3つ目はフィード株式会社の徳丸さんによる「dbt-ga4パッケージを実業務に導入してみた話」でした。自分はdbt Packages自体ほぼ使ったことがなかったので、「こんな感じで使うんだ〜」というのが知れてとても勉強になりました。また、dbt-ga4パッケージの紹介や実際に運用していくための工夫点などをとても詳しく説明されていて、「導入するときはこの発表を見返そう」と思いました!
発表が終わった後は、希望者で2次会に行きました。2次会では参加者の方々とたくさんお話しできて楽しかったです。個人的に社内ドキュメント(特にConfluence)の話で盛り上がったのが面白かったです。
結び
以上、TROCCO UGにて「私のdbt布教用資料 〜TROCCOUG Ver.〜」というテーマで登壇してきた話でした。
この記事を読んで弊社に興味を持たれた方はぜひカジュアル面談にお越しください!
ここまでお読みいただきありがとうございました🙇