Yappli Tech Blog

株式会社ヤプリの開発メンバーによるブログです。最新の技術情報からチーム・働き方に関するテーマまで、日々の熱い想いを持って発信していきます。

「ヤプリQA課題の見える化」という題で登壇しました #Yappli Tech Conference 2024

この記事は Yappli Advent Calendar 2024(1枚目)の23日目の記事です

ヤプリでQAエンジニアをしている山口(@Myamaguchi75201)です。

今年の10月17日に開催された「Yappli Tech Conference 2024」にて、QAグループとしては2回目となる登壇をしてきました。

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今回は発表準備から当日の登壇の様子についてレポートします。

準備編

まず開催にあたり、今年はQAとして何をどんな内容で発表するのかを、事前にQAメンバーで検討していく“案出し会“を開催しました。 案出し会は、事前に登壇内容について各個人で考え、持ち寄った案をFigma上に書き出し議論する場として行いました。

案出し会

昨年の動画や資料を見つつ、昨年度挙がった課題からQAチームとしていかに取り組み、どのような成果を得ることができたかなどを話し合いました。 案の中から今回のテーマを厳選したのですが、話したい内容もいくつかあり、決められた時間内でコンテンツをいかに絞るかは最初の難関だったと思います。

話し合いを経て、案が決まった後は登壇資料の作成に取り掛かりました。 こちらは登壇した私が資料を作成し、QAチームメンバーが内容をレビューしていく形にしたのですが、発表時間内に収めるには内容が多すぎてワードを絞ったり、 発表内容の前後関係を考えて矛盾がないかを考える作業には時間を要しました。

発表(収録)編

資料もなんとか完成した後に事前の登壇練習などを重ねて、いよいよ収録当日!

今年はヤプリTech Conference初となる、スタジオでの収録を行いました。 登壇経験も少ない中、一発録りの収録は緊張しましたが、限られた時間の中でいかに伝えたいことを要約して伝えるかを考える非常にいい経験となりました。

今回、QAチームとしては、以下の2軸を題材に発表しました。

  • 肥大化するリグレッションテスト削減対策
  • 不具合分析による不具合要因の集計、可視化

まずリグレッションテストの削減対策ですが、昨年はリグレッションテストの肥大化を課題として挙げて、今年はその具体的な対策と効果について話したのですが、 振り返ると発表してから今日まで実施してきたケースや対象OSverの見直し、ケース内容の簡略化などの地道な改善が実工数削減という数値に出たのは素直に喜ばしいことでした。 また、一気に削るのではなく徐々に浸透させることで、出戻りも少なくなることの実感が得られました。

不具合分析についてはヤプリQAとしての品質改善施策としては初めてということもあり、要因の洗い出しから集計に対するフォーカス決め等でとても苦労しました。 私自身は過去に不具合分析作業を経験したことがあるものの、一口に分析といっても、「誰が」「何に対して」「分析した結果何を得たいのか」、などプロダクトにより視点が大きく異なるのは新たな発見でした。 今はまだ分析した結果を経て、要因の打ち手を徐々に浸透させ始めたフェーズですが、よりYappliの品質を高めていくための指標になれるように今後も微調整を繰り返しながら継続していきたいです。

まとめ

今回初めてテックカンファレンスの登壇をしましたが、そもそもの登壇経験が少ない私にとって最初の準備から登壇まで初めての経験ばかりでした。 昨年は運営側として参加しましたが、登壇者になることで登壇者側の苦労や視点がまるで違く、その違いを楽しみながら参加出来たと実感ができて良かったなと思います。

また、他のチームの発表も聞きごたえがあり、普段業務で深く関わる開発エンジニアや申請チームの取り組みやその優秀さに尊敬する気持ちがより一層深まりました。 これからも互いにリスペクトする気持ちを忘れずに、QAエンジニアとしてプロダクトの内と外の双方からのアプローチで品質を高めて行けたらと思います。

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ヤプリはカンファレンス参加他、エンジニアのキャリア支援を積極的に取り組んでいる会社です。QAチームとしても今後、外部イベントの参加レポートや、内部取り組みの発信などをしていきます。 ヤプリQAの品質改善活動や社内の様子などが知りたい!興味がある!という方は、ラウンジカフェもあるのでお気軽にお越しください。

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