Yappli Tech Blog

株式会社ヤプリの開発メンバーによるブログです。最新の技術情報からチーム・働き方に関するテーマまで、日々の熱い想いを持って発信していきます。

【ふりかえり】iOSグループでデイリーミーティングと雑談会をはじめました!

ヤプリ #1 Advent Calendar 2022 9日目の記事です。🎄

こんにちは。iOSエンジニアの浦川です。年末ですね。年末といえばふりかえりですね。 ということで今年iOSグループで新しく始めた取り組みの紹介と、そのふりかえりを書いていこうと思います!

何を始めたの?なぜ始めたの?

今年に入りiOSグループで以下2つの取り組みを始めました。

  • デイリーミーティング
  • 雑談会

デイリーミーティング

デイリーミーティングはその名の通り毎日行っており、15分iOSメンバー全員で行っています。開催ツールはzoomです。以下のようなことを話しています。ちなみに最後のClapとは、メンバーの取り組みの中で「これは助かった!」というようなポジティブなフィードバックを行うことです。👏🏻

  • アイスブレイク
  • 昨日やったこと
  • 今日やること
  • 共有・相談したいこと
  • Clap

元々はiOSメンバーで行うミーティングは週に1回の定例のみでした。そこでは共有・相談事項が話されており、主に業務遂行上必須の情報がやり取りされていました。

ただ各メンバーが普段どのような作業をしているかが見えづらい状況で、実は同じ範囲の作業をしていてもっと連携すればお互い情報を共有しながら進められるのではということもありました。ヤプリでは各メンバーが特定の機能開発や運用保守などのプロジェクトに属しています。そのプロジェクト内での情報共有はもちろんされていますが、そのプロジェクトにいるiOSメンバーは多くても2、3人のため、それ以外のメンバーにはどんな作業をしているのかが見えずらい状況でした。

もちろん全く行われていない訳ではなく、週に1回のAndroidメンバーも含めたアプリ定例で行われていましたが、より密にコミュニケーションを取るためデイリーミーティングを始めました。

雑談会

もう一つ新たに始めた取り組みは雑談会です。こちらも毎日行っています。朝に15分、SlackのHuddleで行っています。任意のため参加する人はさまざまです。話している内容もさまざまで、例えば「最近福岡に旅行に行ったんです」「昨日の皆既月食見ましたか?」といった業務外のちょっとした出来事を中心に話しています。

こういった業務外の出来事を話すことで、まだ業務知識が少ないメンバーであっても気軽に参加できる会として始めました。メンバー同士の理解を深めることで、実際の業務でのコミュニケーションをよりスムーズにしたいという意図がありました。

やってみてどうだったか?

デイリーミーティングや雑談会を始めて半年以上経ちました。良かったこと、続けたいこともあれば改善したいことも見えてきました。これらの取り組みについて、メンバーからのフィードバックも交えながら振り返っていきます。

Figjamでもらったフィードバック(たくさんあってうれしい...🥺)

デイリーミーティングをやってみて

ポジティブフィードバックとしてこんな意見がありました。

  • メンバーがそれぞれどんな作業をしているかが見えやすくなった
  • テキストよりも口頭の方が伝えやすい内容の時に良い
  • Clapをみんなで共有することで、メンバーのモチベーション向上につながっている

毎日共有することでメンバーの作業を見えるようになったため、「それはこうした方が良い」というアドバイスをその場でもらえたり、実は似たような作業をしていて情報の連携が必要だったということがその場ですぐにわかりました。

またもう一つポジティブな意見が多かったこととしてClapの共有があります。例えば「○○さん、インシデントの時ビルド依頼のフォローしてくださりありがとうございました!」といった内容です。これを毎日で話すことで、メンバーのモチベーション向上につながったという意見がありました。🙌🏻

次にネガティブフィードバックです。ポジティブなところだけみて気持ちよくなりたいところですが、今後より良くしていくためにネガティブな意見も振り返ります。

  • 個々人への質問は別途時間を設けたほうがよい

前述したようにデイリーミーティングは15分です。現在メンバーは8人なので、一人が長く話していると15分を超えてしまいます。 ですのでこのミーティングではあくまでメンバー全体へ共有・相談したいことを話す場と割り切って、特定の個人に聞きたい場合は別途で時間を設けてもらうことが必要だと感じました。

雑談会をやってみて

まずはポジティブフィードバックです。

  • ミーティングを設けるほどではないけど気になっていることを解消する場になった
  • 普段のミーティングでは話さない業務外のことを話す機会になり、メンバーのさまざまな関心事を知る機会になった
  • Huddleで行うので誰が参加しているかわかりやすかった

ちょっと気になっていた業務のことを聞くことができたり、通常のミーティングでは話さない業務外のことを話すことでメンバーの興味関心を知るきっかけにもなりました。インターン生や新入社員など新しいメンバーが入ってきたときは、いきなり業務について質問しづらいこともあると思います。まずは雑談会の場で話してお互いの雰囲気を掴むことで、普段の業務の質問もしやすくなるという効果がありました。

また初めはDiscordで開催していましたが、「よく見るツールはSlackなのでHuddleでやって欲しい」という意見があったため現在はHuddleで行っています。結果、メインで使っているツールなので視界に入る機会も多く、誰が参加しているのかをすぐ把握できるので良い選択でした。

次にネガティブフィードバックです。

  • 15分を超えることがある
  • 雑談会のテーマがないので、参加しづらい人もいるかもしれない
  • 主催が特定の一人に頼りきりになっている

最初は「正直誰も来てくれないかな」と思って始めた任意の会だったのですが、ありがたいことに徐々に来てくれるメンバーも増えて現時点では常時2~3人来てくれる状況です。🥺 ただ人数が増えるほど雑談会は盛り上がることが多く、気づいたら15分を超えていたこともありました。ここは主催側の問題だと思うので、次からきちんとタイムキープをしていきたいと思います。

また現状テーマを設けていないので、喋りたいことが元々ある人しか来ない傾向もあるかなと感じました。テーマがあればそれについて話すことになるので、何を話してもいいという状況より話がまとまりやすいのではないかと思います。

最後のフィードバックは主催者には嬉しいことです。ちゃんと開催できているという証のようで発案者冥利に尽きます。私は好きなので参加していることが多いですが、理想としては誰か特定の人がいないと始まらないのではなく、誰もが主催できる仕組みにしていきたいと思っています。そのためにもタイムキープをする、テーマを決めるといったルールがあると主催しやすいかなと思っているので今後改善していこうと思います。

その他の活動もカイゼンを継続中!

今年新しく始めた取り組みとしてデイリーミーティングと雑談会を挙げましたが、それ以外にもチームのコミュニケーション方法はあります。メインであるSlackはもちろんですが、他に特徴的なものとしてDiscordチャンネルでの常駐と週1の定例があります。

Discordでは、現状iOSメンバーの半分ほどがDiscordに業務開始から終了後まで入って作業をしています。人によっては集中できない場合もあると思うので常駐の選択は自由です。この使い方は、特に新入社員やインターン生のオンボーディングに一役買っていたように思います。ヤプリのiOSメンバーはほとんどがリモート作業のため、オフラインの時のように隣にいる人にすぐに話しかけるということができません。しかしDiscordにメンバーがいれば、ちょっとした軽い質問をしたい時や緊急の対応について話し合いたいときなど、すぐにコミュニケーションが取ることができます。こちらの記事に導入経緯などが書かれているので併せてご覧ください。

また週1の定例も改善を行っています。今までは各メンバーが必要に応じて相談・共有事項を話す場でしたが、今年からREADYFORさんが取り入れているCITKフレームワークに沿ってふりかえりを行っています。

まとめ

iOSチームで始めたデイリーミーティング、雑談会の取り組みとそのふりかえりについて書きました。業務のことからちょっとした普段の出来事までメンバーのことをより知るきっかけになり、チームの雰囲気が良くなったというポジティブな声が多かったです。長く続けるうちに進め方の課題も見えてきたので、少しずつ改善していきたいと思います!📈

このような取り組みをしているチームに興味がありましたら、ぜひカジュアル面談にお越しください。お待ちしております。

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