こんにちは、サーバーサイドグループのマネージャーの鬼木です。
今年はテックブログ改善委員会の頑張りもありテックブログが盛り上がっているのですが、自分も書こうと宣言して時だけが過ぎてしまったので背水の陣でアドベントカレンダー枠を確保しました(という去年のアドベントカレンダーと同じ文言からの開始になりますw)
今年の1月から、役職がサーバーサイドグループのマネージャーになりました。それまでは1エンジニアとして開発業務を行っていたので今年は1年通して真新しいことが多かったのですが、そんな1年間を良かったこと・難しかったことに分けて簡単に振り返っていきたいと思います。
良かったこと
社内で多くの関わりを持てたこと
まず、マネージャーになったことで昨年に比べて社内での人との関わりが大きく増えました。 メンバーだった時は自分の所属しているプロジェクトのメンバーと上長とのつながりが主でしたが、自分のチームのメンバー、開発部のマネージャー・部長陣、採用関連で人事部とのつながりができました。
そういった繋がりから様々なインプットを得られましたし、それ自体も良かったことではありましたが、各メンバーやチームの業務の背景などが今まで以上に分かるようになったことが大きな変化でした。
例えば新しい人を1人入れるのにも採用チームがとてつもない努力をしていることをより近い場所で仕事をすることで分かったり、1つ1つのリリースやプロジェクト運営もメンバーが本気で向き合って考えて取り組んだ結果であることなど、今まで社内の1つのアウトプットとして捉えていた様々なものの背景や思いを知ることができました。
日々の1on1などを通してこういった繋がりから刺激を受けることが多い1年でしたし、今まで以上に周りの人を同じ会社の社員というよりも仲間と感じることができ、自分自身のモチベーションやコミットメント意識につながる機会だったと感じています。
採用活動に関われたこと
今年の業務の中で特に新しかったのは採用業務に関わったことでした。実際の業務としては書類選考、面接、カジュアル面談などを行います。
採用活動を通して特に感じたこととして、一連の活動が自身の会社への理解度の向上につながったことがあります。 カジュアル面談では会社説明や候補者の方からの質問の受け答えももちろんですが、人を受け入れるということは候補者の方にとってもヤプリにとっても大きな意思決定となるので自分自身どういった人に入ってほしいか、それは何故なのかなどを言語化し発信してチームとしての採用基準の再構築に寄与していくなど、チームやチームの未来のことをより深く考える機会になりました。
また私はプレイングマネージャーとして現在もプロダクトの開発業務も行っているので多くの候補者の方と話して1エンジニアとして刺激を受けるということもあり、そういった部分においても1年を振り返って深く関わることができて良かったと思える業務でした。
チームとしてのマネジメント業務を経験できたこと
今までもメンター業務を行ったことは何度かありましたが、複数人を長い期間、チームとしてマネジメントするのは初めてのことで多くの気づきがありました。
例えばメンターを担当していた時は新入社員を入社後の3ヶ月間サポートするという業務でしたが、マネージャーはより長い期間、メンバーのキャリアについても考え、期ごとにアサインを行い、フィードバックするということが責務となります。
その長い期間でそれぞれやりたいことやモチベーションも異なるメンバーの成長したい、これがやりたいという思いに応えられるように、メンターとして業務を行っていた時はシンプルにメンティーと真摯に向き合うことを重視していましたがそれに加えて正しいフィードバックを始めとして適切なサポートの仕方をまだまだ学んでいく必要があると感じました。
そういったことに気づけたのもの良かったですし、同時にこの部分が組織的に見ても重要かつまだまだ伸び代があり、コミットしていける部分だと気づくことができたのもこの1年間の経験で得られたことの1つだったと思います。
難しかったこと
大きなチャレンジに取り組むことが難しかった
弊社は組織としてはまだまだ発展途上であり、仕組み作りなど主体的に行っていける環境のためそういった領域にも積極的にコミットしていきたいと考えていましたが、1年間を振り返ると思ったよりもそれができなかったなと感じています。その理由の1つとして、マネージャーになってから自分自身のリソース管理に苦労したということがあります。
トータルの業務量で言えばメンバーだった時の数倍というようなものではないのですが、タスクの数が倍以上に増えたためコンテキストスイッチが多い、まとまった時間が取りづらいというところがあり、今までまとまった時間をとって行っていた新しくて大きなチャレンジをやったり難しい設計をするというような業務がなかなか出来ず苦戦しました。 1年を通して振り返ったときに他にも難しかったことは多々ありましたが、それらにおいてもこのリソース管理の難しさが影響しているところが多かったと感じています。
だからこそタスクの優先順位付けや取捨選択を始めとして、一日が始まって仕事が終わるまでの過ごし方やSlackの使い方まで考え直すきっかけになり、それ自体はポジティブなことではありましたがまだまだ大きなパフォーマンスは出せていないと思っているのでこちらは来年の継続課題だと感じています。
最後に
この記事を書きながら1年間を振り返っていましたが、課題だった部分もありつつ、周りに助けてもらいながらも多くのことを経験でき、自身の成長も感じることができたので総じて楽しかったと思える1年間でした。
特にメンバーとの関わりの中で気づいたことや自分の成長に繋がったことが本当に多かったので、来年もメンバーへの感謝の気持ちを持ちながらより良いチームを創っていきたいと思います。
ヤプリでは来年からも引き続きサーバーサイドエンジニアを募集しています。興味を持った方、是非カジュアル面談にお越しください!