はじめに
こんにちは、ヤプリでiOSエンジニアをしている菅(@Nao_RandD)です。
先日、try! Swift Tokyo 2024に初めて現地参加してきました。
この記事ではDay 3のワークショップに関して紹介させていただきます!
Day 1, 2のセッションやtry! Swiftというイベントに関しては、前回記事と、同じくヤプリでiOSエンジニアをされている西村さんの記事で紹介しておりますので気になる方はぜひそちらをご覧ください🤗
前回記事 tech.yappli.io
西村さんの記事 tech.yappli.io
- はじめに
- ワークショップについて
- ワークショップの紹介
- 「The Composable Architecture」に参加して
- 「Open Source Swift Workshop」に参加して
- まとめ
ワークショップについて
Day 1, 2のセッションとは打って変わって、ワークショップでは実際に手を動かしながら学んでいきます
午前と午後でそれぞれ選択して当日参加する流れです
*午前のワークショップは事前登録も必要なので、参加したい人は登録漏れがないよう運営の方からの連絡をマメにチェックしておきましょう!
セッション登壇者の方が開いているワークショップもあり、前日に遠くステージで見ていた人から直接学ぶことができるとても貴重な体験かと思います
ここからは、ワークショップについて紹介して、その後に自身が参加したワークショップについてお話していきます
ワークショップの紹介
午前のワークショップは以下の5つから選択することができます
The Composable Architecture
Swift, Swift Data, and SwiftData
Getting Started with Vapor
Swiftでレゴを動かそう!
Apple Vision Proならでは! 空間アプリ開発の始め方
ワークショップごとの詳細は再掲ですが下記をご覧ください 💁 tryswift.jp
どれに参加するか迷ってしまうような、興味深いものばかりですね!
TCA, SwiftData, Vaporについてキャッチアップするもよし!SwiftでBLEを利用してレゴを動かしたり、Apple Vision Proで空間アプリの第一歩を踏み出すもよし!、どのワークショップに参加しても貴重な学びがあること間違いありません✨
どれに参加するか本当に迷いましたが、TCAに関してキャッチアップしたい思いと、メンテナーの二人から直接話を聞ける機会ということで「 The Composable Architecture」を選択しました
午後のワークショップは「Open Source Swift Workshop」に参加するか、「もくもく会」で学びをアウトプットする時間に充てるかを選択することができます
OSSへのコントリビュートはどのように行うのか、そして、Swiftコンパイラに踏み込む世界線が生まれるなら、、、という思いでもって「Open Source Swift Workshop」を選択しました💪
「The Composable Architecture」に参加して
それでは参加したワークショップに関して紹介していきます!
進め方
前日にDiscordでStephenさんから、TrySyncUpsというリポジトリが展開されました
リポジトリ内は以下の構成になっています
- complete-project
- in-progress
- starting-point
- その他(.gitignore,_README)
参加者はstarting-pointにあるプロジェクトから始め、スクリーンに画面を共有してもらいながらペアプロのように進めていきます
in-progress にあるプロジェクトでホストの二人が実装していき、区切れ目ごとにpushしてくれます
なので、途中で追いつけなくなってもpullしてくれば、手元のstarting-point以下の変更と競合なく必要な実装差分を吸収しながら進めることができます
感想
参加しての感想は、”まだまだ勉強不足だな”という感じでした😇
ワークショップはshared-state-betaブランチを指定しており、ベータ版の機能もふんだんに盛り込んだ内容になっていました
しかし、自身のTCAへの知見の浅さから、どれがベータ版のもので、どれが既存のものかも判断つかない始末、、、
それでもワークショップで手を動かしながら向き合ったことで、感覚的にTCAの開発体験を知れたのは大変有意義でした✨
引き続きキャッチアップや、実際に手を動かして体に染み込ませて行こうかと思います!💪
「Open Source Swift Workshop」に参加して
進め方
このワークショップでは、はじめにSwiftのコンパイル過程やLLVMの基礎知識に関してインプットしていきます
その後はSwift標準ライブラリなど好きなOSSのissueなどを探して、Discordで告知して協力者も適宜募りながら実際にコントリビュートすることを目指します!
ホストの3名以外にも何名かの有識者も加わって、ワークショップの参加者をサポートしてくれます
成果
初めてOSSにコントリビュートする経験ができました🎉
(不要なselfキーワードを削除するささやかなもの)
直近で動きのないプロジェクトでしたが、まずは恐れずPR立ててみよう!という気持ちでやってみました
感想
OSSにコントリビュートする経験につながり、また、Swiftコンパイラにも踏み込んだ学習ができる素晴らしい機会になりました✨
リポジトリごとのContributingの内容を見ながら、issueに対応する流れや最低限実行する必要のあるテストなどを把握したりなどは知らなかったです 👀
(OSSごとでコントリビュートするために、押さえるべき情報が記載されたドキュメントが大抵の場合あるようです)
- Swift.org: Swift.org - Contributing
- swift-openapi-urlsession: swift-openapi-urlsession/CONTRIBUTING.md at main · apple/swift-openapi-urlsession · GitHub
まとめ
Day 3のワークショップも参加してよかったです
try! Swift Tokyo 2024は 世界中の開発者がSwiftを通して繋がり、世の中をより良くしていく思いを新たに認識できる ような素晴らしいイベントでした
来年も絶対に現地参加したいと思います!
以上、try! Swift Tokyo 2024の参加レポート - ワークショップ編でした。ありがとうございました
https://d.hatena.ne.jp/keyword/tryswift
何か質問やコメントがあれば、お気軽に!
この記事はtry! Swift Tokyo 2024に参加した際の個人的な感想と学びをまとめたものです。公式情報や他の参加者の意見とは異なる場合がありますので、ご了承ください。