Yappli Tech Blog

株式会社ヤプリの開発メンバーによるブログです。最新の技術情報からチーム・働き方に関するテーマまで、日々の熱い想いを持って発信していきます。

Kotlin Fest 2024で登壇してきました

こんにちは、Androidチームに所属しているにゃふんた(nyafunta9858)です。

2024年6月22日にベルサール渋谷ファーストで開催されたKotlin Fest 2024で「KotlinのLinterまなびなおし2024」というタイトルで登壇してきましたので、その参加レポートとなります。

www.kotlinfest.dev

Kotlin Festは「Kotlinを愛でる」をテーマにしたテックカンファレンスで、今年は実に5年ぶりとなる念願のオフラインでの開催となりました。前回のKotlin Fest 2022に続いて2回目の登壇だったのですが、初めてのオフラインでの登壇だったこともあり今回も非常にありがたく貴重な経験となりました。

この記事では当日のことを振り返ってみたいと思います。

会場となったベルサール渋谷ファースト

発表内容

発表資料はこちらになります。

speakerdeck.com

今回は「KotlinのLinterまなびなおし2024」というタイトルで、文字通りKotlinのLinterについてお話をしてきました。

これは昨秋にKonsistというJavaのArchUnitに近いことができるというKotlin向けのLinterの存在を知ったときに、「新しいLinterに出会ったし、この機会にKotlinのLinterについて改めてキャッチアップしたいな」という考えから始まったテーマでした。

私以外にもLinterをテーマにしたCfPが多く出されていたこともあり、なかなかの激戦区と思っていたので採択されたときは前回以上に驚いたのと同時に緊張を感じたことを覚えています。

本セッションではKotlinの代表的なLinterであるktlintdetekt、先述したKonsistについてそれぞれの特徴を改めてキャッチアップすることでLinterにあまり詳しくなかったり、これまでなんとなくで利用していたひとが意識的に選択、活用できるようになることを目標に内容を構成しました。そのためひとつひとつはあまり深堀りせず、サンプルのシチュエーションでの検討体験を交えた作りとしてみました。

サンプルのシチュエーションでのLinter検討では「想定シチュエーションがやけに具体的」といった感想をいただいたのですが、実はあのシチュエーションは実際に体験した案件をベースにアレンジを加えたものでした。 これは100%作り話な設定だと話を聴きながら実際にイメージしようという気持ちにならないかなと考えたためこういったアプローチを取ったのですが、先の感想から思うに狙いは期待したとおり刺さってくれたのかなと思っています。

登壇〜Ask The Speaker

登壇の時間になるまではどれくらい聴きに来てくれるか心配であったり初めてのオフラインでの登壇ということもありで非常に緊張していたのですが、結果としては杞憂で終わりました。 Kotlin Festの運営スタッフのかたに温かい言葉を掛けていただいたりとても多くのかたにご参加いただいたこともあり、緊張しつつも満足のいく登壇ができたかと思います。改めて感謝をお伝えしたいです、ありがとうございました。

登壇した会場

今回は先述のように各Linterについてあまり深くは触れなかったのですが、その中でも特にKonsistへの関心は非常に高い印象を受けました。 私としても引き続き触れていきたいと思っていますので、また機会があれば社外向けに何かしらの形で公開できると良いなと考えています。

登壇中の筆者

また、Ask The Speakerではありがたいことに所定時間を超えて盛り上がりの中お話することができました。 Linterの使い方やその運用方法など、現在プロジェクトで抱えている課題について多くの意見交換ができましたしKonsistについても色々とお話をすることができました。

Konsistでどういったことができるのか?といった話題もあれば、どうやってLinterを形骸化させずに使い続けるか?といったところも関心の高い話題だったかと思います。 開発のフェーズによってもこの辺りの運用・戦略は変わってくるところだと思いますが、環境は違えどその場にいた全員が似た悩みを持っていたり、かつて経験していることも分かりました。

技術的な話題以外にも、セッション中の演出についてポジティブな感想を伝えていただいたかたもいらっしゃったりと終始楽しい雰囲気でのAsk The Speakerでした。 Kotlinを愛するエンジニアの方々とワイワイと意見交換やお話をするのが登壇の目的のひとつだったのですが、この目的も達成することができ非常に充実した時間を過ごすことができました。

Kotlin Fest自体を振り返って

私自身も5年ぶりのオフラインでのKotlin Festへの参加となったのですが、そのとき以上に多くのKotlinへの愛を感じられるイベントでしたし、初めてのオフラインでの登壇がKotlin Festで本当に良かったと心から思いました。 改めて当日ご参加いただいた皆様、準備期間から当日まで手厚くサポートしてくださった運営スタッフの皆様、本当にありがとうございました。 今から次の開催が待ち遠しいですし、そのときもまた登壇できるように引き続き研鑽を積みたいと思います。

当日身につけていたスピーカーパス

最後に

ヤプリにご興味がある方いましたら是非カジュアル面談でヤプリ社員と話しませんか?

open.talentio.com

ここまでお読みいただきありがとうございました。