こんにちは、UI/UXデザイナーの城です。 少し前の話になりますが、昨年度受験していたHCD-Net 人間中心設計スペシャリスト認定試験に合格したので報告させていただきます。
人間中心設計スペシャリスト制度とは
人間中心設計専門家/スペシャリスト制度は、人間中心設計推進機構(HCD-Net)が実施する認定制度で、商品やシステム開発におけるHCDプロセスを実践できる人材を認定するものです。
- 人間中心専門家/スペシャリスト:HCDに関するコンピタンスを適切に備えた人
- コンピタンス:専門業務の遂行に必要となる能力・技能・知識(参考)
試験を受けるには
人間中心設計(HCD)専門家の試験は、過去に取り組んできたHCD設計やユーザビリティの活動を記述した申請書によって審査されます。 受験資格として実務経験年数や実践事例の数が求められますので受験を検討したい方はこちらをご確認ください。
一度落ちました(笑)
実は以前にも受験をしたことがあるのですがそのときは不合格でした。 認定試験ではHCDに関するコンピタンス評価によって認定が行われ、HCD活動の計画性や再現性が判断されなければ不合格となります。
不合格となった試験の記述を振り返ると、ユーザビリティテストなどからプロダクトの課題を解決した経験はあるもののプロジェクト全体を通したHCD的な計画が不十分だったり利益目的で走りすぎていた点があり、行動のブレが記述にも表れていたのだと思います。ただ、不合格になったことで自分の知識や能力が不足していることに気づけたので、その点では収穫でした。
受験してよかった事3つ
- 自分に不足しているスキルが明確になった
- 質の高い情報を集めやすくなった
- 周囲の人がHCDに関心を示してくれるようになった
2つ目に関しては、合格してHCD-Netの会員になったことで有益な情報がメルマガで流れてくるようになったので我流でHCDを勉強していた身としてはとても良い学びになっています。3つ目については社内のHCD活動の仲間が増やせるきっかけになっているので嬉しい限りです。
今後に向けて
おまけ
最近、マーケ支援機能の改善を行ったのでユーザビリティテストを実施しました。自分達がデザインしたものが意図通り使えるのか検証するものです。コロナの影響からオンラインユーザビリティテストが流行っているかと思いますが、機能の性質上対面式で検証する必要があったので時間を短く設定して実施するなど工夫しました。
ヤプリのUI/UXチームではプロダクトをより良くしていくために、今後もHCDの取り組みを強化していきます!