みなさんこんにちは、はぶちんこと羽渕です。
今年もAWSの世界的イベントである AWS re:Invent が始まりました。
私は、3年程前から毎年指をくわえてストリーミングで我慢していたのですが、今年はとうとう行けることになったので、re:Inventへの参加に至るまでの道のりをご紹介します。
re:Inventへの道
なぜ行くのか
AWSの世界的なイベントで、有料イベントにも関わらず2018年は50,000人以上が来場が見込まれるそうです。そのうち、日本人の参加者は1,000人程度なのでいかに注目されているかがわかるかと思います。
とあるAWSな会社の社長は「エンジニアの人生を変えるイベントなのに行かないなんておかしい」と、言うぐらいでして、
要するに行かないなんておかしいのです。
しかし、海外のカンファレンスですし、参加費だけでも $1,799 します。
そう簡単には行けません。
いかにして行くか
では、どうすればre:Inventに行くことができるでしょうか。 問題は費用の負担ですが、
- 自腹で行く
メリット:仕事関係なく自由に満喫できる?
デメリット:個人で負担するには高額。休みが取れないと難しい。 - 会社の補助で行く
メリット:個人の負担が軽くなる。
デメリット:所属する組織によってはそもそも行けない。仕事として行く以上、何らかの成果をあげなければいけない。提案が必要なケースも。
前者の場合は、自分で決断するだけですが、多くの方は後者の場合かと思います。
今回は後者にフォーカスします。
会社の補助で行くには
まず、行ける可能性を最大化するために一番重要なポイントとしては、所属する会社が海外カンファレンスの参加に理解があるかどうかです。
もし、何らかの理由で理解を得ることが難しければ、最良の道は転職することです。なお、その際は面接の時点できちんと確認しておきましょう。
前提をクリアしたら次に、以下のようなパターンが考えられます。
- 希望者は全員参加できる。
言うまでもなく、ぜひ行ってください。 - 何かの条件を満たせば参加できる。
会社によっては資格取得を条件に参加できたりするようです。頑張りましょう。 - 提案が通れば参加できる。
頑張って会社に提案します。今回はこのパターンで考えてみます。
ちなみに弊社は、国内外問わずイベント参加補助制度があるので、希望すれば割と誰でも行かせてもらえたりします。
今回も開催直前だったのですが、会社に相談したらすぐに決断してくれました!最高!
どう提案するか
まず、どれぐらい費用がかかるのか下調べしましょう。
参考までに今年私が調べたざっくりとした費用は以下のような感じです。計400,000〜500,000円ぐらいでしょうか。
- 航空券+宿泊費 (150,000〜300,000円程度)
上は見ればキリがありませんが、早期(開催半年から3ヶ月前とか)に格安旅行サイト(Expediaなど)で手配すれば150,000〜200,000円程度で行くことも可能です。 しかし早めに行くことが決まっている場合は支払いや手配を含め、ツアーが無難でしょう。
re:Invent2018公式ツアーサイト https://www.pts.co.jp/corp/reinvent2018/ - リゾートフィー 5,000円 * 6日間 = 30,000円程度(ホテルによって異なる)
- AWS re:Invent 2018 カンファレンスパス費用 $1,799(約203,000円)
- 燃油サーチャージ(28,000円)※2018年5月18日現在
- 空港施設使用料(2,090円)、空港保安料(520円)及び現地出入国税(7,800円)※2018年3月現在
- 日本発国際線利用空港までの国内交通費
- 海外旅行保険料 (3,000〜8,000円程度)
- ESTA登録費用 $14(約1,600円)
※レートは1ドルあたり113円で計算しています。 ※2, 4, 5はツアー費用に含まれることもあるようです。
概算費用が分かったら、あとは提案内容を考えて提案するだけですが、そこはケースバイケースだと思いますので熱意を持って頑張ってください。 ただ、いくつか気をつけたい点がありますのでお伝えしておきます。
提案前
- 会社の前に家族の理解を得ておく。
いざ承認されたのに、家族の理解がなければ難しいことがあるかもしれません。わかる人にはわかるでしょう。 - 申し込み時期に注意する。
公式ツアーや格安パックの予約は、半年〜3ヶ月前から可能なので、それまでに会社に理解を得ておきましょう。特に公式ツアーは、飛行機の座席やホテルのグレードまで、条件のいいものから順にすぐに埋まってしまうので予約時期はかなり重要です。
re:Invent2018で、新たに発表されたre:Inforce(セキュリティ特化型カンファレンス)は、すでに2019年6月の開催が決定していますので、行きたい人は今すぐに提案を始めましょう。
re:Inforce公式サイト https://aws.amazon.com/jp/about-aws/events/reinforce/提案承認後
- パスポートの期限に注意する。
いざ行けることが決まってもパスポートがなければ始まりません。すでにお持ちの方もパスポート期限が、入国する日から90日以上残っていなければいけないのでご注意ください。 - 米国の渡航前ESTAの申請を忘れない。 米国への渡航前にはESTAと言う申請が必要です。自分で申請するか、ツアー会社などに依頼して手続きしましょう。
- コミュニティで情報収集しておく。
AWS公式のコミュニティであるJAWS-UGや、弊社のイベントなど経験者がいそうなイベントで得た情報や人との繋がりは必ず役にたつはずです。
行く予定がなくてもぜひ参加してください。
Yappli イベント募集ページ https://yappli.connpass.com/
まとめ
以上、私の経験を元にre:Invent参加に至るまでの道のりについてご紹介しました。
ちょっと変化球な記事ですが、実際現地に行ってやっぱり来るべきだと感じたので、海外イベントへの熱い思いをお持ちの方の参考になれば幸いです。
また、今の環境で海外イベントに行くのが難しい方は、ヤプリでは来年一緒に行ける仲間を絶賛募集中です。全力でサポートしますので一緒に提案して行きましょう!報告会も実施しますので、お気軽にご参加ください。