こんにちは。 UI/UXデザイナーの山﨑です。
昨年6月、弊社引越しをきっかけに、 社内会議室予約アプリ「YappRoom」を作成しました。
利用開始から約一年、 評判はよいものの、さらにUXを改善できることがあるのではと日々考えていました。
ユーザーに教えてもらう
まずは、幅広く情報を得るため社内の利用者にインタビューという形で、ユーザーにYappRoomを 利用して感じていることを教えてもらうことにしました。
インタビュー内容がブレない様に、目的・明らかにしたいこと・対象者を明確にして、 YappRoomの利用頻度で、質問内容を変えながら、回答に応じて真意を深掘りできるように 半構造化インタビューに近い形で実施しました。
分析と課題点の抽出
インタビューした内容をもとに、 カスタマージャーニーマップの作成→インパクト分析することによって UX面の課題点を抽出していきました。
ここで自分が想定していなかった部分で割と多くのユーザーが 使いづらいと感じていたことが明確に見えてきます。
例えば、会議室主催者を検索して選択する操作で、
- 会議主催者の選択がしづらいと感じる
- 社員数が増えるとさらに探しづらい
ということです。
このことから、主催者の検索操作部分に UI面と機能面を改善する余地があることがわかり、
- 選択時の名前の分類をあいうえお順または、部署単位にする
- 音声検索させる
- 顔認識/視線認識で設定させる
などなど、解決案としてのアイデア出しにつなげていきました。
次のアクションとして、実際に課題解決策案をもとにプロトタイプ設計し、 ユーザビリティテストで検証して改善を進めていく予定です!
うれしい話も聞けました
今回のインタビューで、ユーザーが困っていること・解決すべきことばかりでなく、
- 「お客様と話をするきっかけとかネタになる」
- 「自社でスクラッチで制作してるので、パッと見たときにお客様の評価が高い。」
- 「ヤプリのサービスとして出したい。売り物にしたい。」
など、外部のお客様にも好評との話もきかせてもらい、 今後のYappRoomの可能性を感じ嬉しく思いました。
まとめ
今回は社内用のアプリを通じて、 まずは『ユーザーを知る』ことで、『自分の知り得なかったユーザーの課題を発見する』 ということが、プロダクトのUX向上のためにできることとして、改めて大切だと感じました。 自分の知り得なかったユーザーの課題の中に、本質的に解決しなければいけない 重要な課題が含まれている可能性があるからです。
この大切な気づきを活かし、これからもヤプリのプロダクトUX向上のための取り組みを積極的に行なって行きます!