iOSエンジニアの三縞です。
ヤプリでは2週間に1度木曜日、普段なかなか手を付けられずにいる改善系のタスクに取り組む「Yappdate Day」を実施しています。
私は今日の Yappdate Day で Xcode 10.2 および Swift 5 への対応を行ったので、その内容を紹介しようと思います。
前提
移行前は Xcode 10.1, Swift 4.2 でした。
ライブラリ管理ツールにはCarthageを使用しています。CocoaPodsは使用していません。
行った手順
- Xcode 10.2 をインストールして開く
Preferences > Locations > Command Line Tools を「Xcode 10.2」に設定
Carthageのアップデート
$ brew upgrade carthage
Carthage管理のライブラリの再ビルド
$ carthage bootstrap --platform iOS --no-use-binaries
(CocoaPodsを使っている場合はCocoaPods管理のライブラリも)必要に応じてライブラリのバージョンアップ
ライブラリの対応状況を見ながらBuild Setting
のSwift Language Version
をSwift 5
に設定ビルド時のError, Warningを解消
Xcodeによるプロジェクト設定の更新を実施 Xcodeに表示される「Validate Project Settings / Update to recommended settings」をクリックして手順に従って実行
感想
ビルドエラーがほとんどなく、短時間で作業を終えることができました。
Swift 2 から 3 への移行を思い返してみるとあのカオスに比べて圧倒的に楽で、Swiftの開発が過渡期を終えて安定してきたのを実感しました。