Yappli Tech Blog

株式会社ヤプリの開発メンバーによるブログです。最新の技術情報からチーム・働き方に関するテーマまで、日々の熱い想いを持って発信していきます。

JaSST '26 Tokyo 参戦!@東京ビッグサイト

はじめに

ヤプリQAの伊藤です!

去年、一昨年と続き、JaSST ‘26 Tokyoに今年も参加してきました!

去年のブログはこちら↓ tech.yappli.io

今回の開催場所は、なんと東京ビッグサイト! JaSSTとしては2020年に同会場での開催を予定していましたが、コロナ禍により無念の断念…。

あれから6年、ついにビッグサイトでの開催が実現し、会場のスケール感も熱気も過去最大級でした!

今年はヤプリから8名、資本業務提携関係にあるフラー社から3名、
合わせてQAメンバーが11名という大規模な参戦となりました。

そして何と言っても、今年は弊社の今西が登壇! ヤプリQAチームにとっても、記念すべき回となりました。

今年もそんな当日の様子や、効率よく学びを得る為に自分たちが行った事前調整から、 今回参加して得た気付きなどを紹介できればと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

JaSSTとは

「JaSST」とは全国各地で開催されるソフトウェア業界全体のテスト技術力向上と普及を目指したカンファレンスです。

詳細はJaSSTホームページをご確認ください。

JaSSTに向けて、「勉強会」での事前準備から「感想会」まで

勉強会での事前準備編

ヤプリQAチームでは、毎週フラー社QAチームと合同で「QA技術勉強会」を開催しています。
この場は、技術共有や悩み相談、ナレッジの共有など、QAに関するトピックなら何でもOKという勉強会です。

この勉強会の枠組みを利用して、JaSST開催前から事前の周知と参加セッションの可視化・整理を行いました。

基本的には各自が「聴きたい講演」を優先するスタンスとしつつ、スプレッドシートを活用して 「誰がどこに参加するか」を事前に可視化を行いました。

ここで工夫したのが、「気になるけど、身体が足りなくて参加できない!」 というセッションにも別途マークをつけておいたことです。

これにより、「気になるけど、この情報欲しいよね」という隙間を事前に把握でき、 その上でメンバー間で調整することで、
結果として11名という大所帯を活かし、広大なビッグサイトで行われる多種多様なセッションを可能な限り網羅することができました!

参加して「よかったね」だけで終わらせない

さらに、参加して終わりにしないための工夫として、
後日の勉強会枠で「JaSST感想会」をあらかじめセットしました。

「あのセッション、実際どうだった?」「ヤプリの今のフェーズなら、こう活かせそう!」
といった議論をチームへ持ち帰るように事前に共有しておくことで、全員がより高い熱量を持ってセッションに参加する事ができたのかなと感じています。

本記事は感想会の実施前に執筆しているので、具体的にどうだったかはまだ話せませんが、
既に日常の業務にて何か困った時に

「そういえばJaSSTでこういうのがあって〜」

という会話がチーム内で生まれています!

準備段階から目的意識を揃えていたことで、ただイベントに参加する以上の価値がチーム内に広がり始めていて、良い意味での変化が生まれつつあると感じました。

JaSST 当日を迎えて

感じたこと

自分はヤプリQAとして、普段の担当プロジェクト等のQAは勿論、 MagicPodを利用した、アプリのテスト自動化関連に取り組んでいます。 最近は特に保守運用周りでの課題解決に向けて日々奮闘中です!

ということで、今回自分は「自動テストに関連した、有益な情報が無いのか探る」という目的と「自分たちのレベル感や立ち位置ってどこだっけ?」
という見直しも含めて、主に自動テスト関連のセッションに参加しました。

まずは一番最初の基調講演

「When AI Joins the Test Team: Promise, Pitfalls, and the Future of Software Quality AIがテストチームに加わるとき- 期待、落とし穴、そしてソフトウェア品質の未来 –」

を聞いてみた感想ですが、

普段から弊社で実施している「QA技術勉強会」で以前から認識していた課題だったり、活用法が紹介されており、 改めてヤプリQAはしっかりと最先端の所まで追えているのだなと実感しました!

実際、基調講演中の社内チャットでも他QAメンバーから

「基調講演、みんなで勉強会してて本当に良かった」「勉強会で話した単語が結構出てきて、最先端寄りの会話ができていた感がある」

等、自分たちの成長をしみじみと感じ取れました。

そして基調講演終了後、以下の様なセッションに参加してみました!

  • 今日から始められるテスト自動化 〜基礎知識から生成AI活用まで〜

  • モバイルQAの壁を突破 〜デバイスクラウド×自動化で持続可能なQA体制へ〜

  • プログラミング不要!テスト自動化における生成AI使いこなし術

  • AIを活用したリバースエンジニアリングで考える自動テストの全体方針

  • AI駆動開発に対するQAを考える会”を立ち上げました!

テスト自動化の基礎的なレベルの紹介セッションにて

「理解しているつもりで理解していなかった」

という所が無いのか改めて見直す目的と同時に、
近年では当たり前となったAIの活用事例のセッション等にも参加していきました。

色々参加してみて思ったのが、自分たちは既に基礎的な所は通り過ぎていて
思ったよりも、もっと先の段階で悩みを抱えているということが分かりました。

基調講演のセッションでもそうでしたが、自分たちが進歩している実感を得られて嬉しさを感じると同時に、日頃から

あらゆる可能性を模索していかないといけないフェーズ

にあるのだと再認識出来ました。

先の見えない霧の中を進んでいくためにも、やはり一人で考えずに仲間に壁打ちしてもらったり、 勉強会やJaSSTの様な社外のイベントを通じて、

色々な情報に触れていくことが大事なのだと改めて感じました。

また、今回はMagicPodに関連するセッションに多めに参加しましたが、AIを活用した機能が今後もどんどん追加されていくとのこと。

自分たちが運用しているテストが 「正しいテスト」として維持していく保守運用の部分と、最新の機能を活用した効率化を模索していく必要があるなと感じました。
(既存の機能も使いこなさなければならないという課題もありますが…)

日々の業務をこなしながら、スピードを落とさずに取り組んでいく為にはどうすれば良いのか…等、課題は沢山ありますが、
今後もAIを活用して現実的な解決策を導き、見極めた上で継続的に管理していく力が今後のQAには求められてくるのだと改めて感じました。

ヤプリQAとしてもこれらは今後も必要になる部分だと感じているので、勉強会もそうですが、色々な技術に触れられる環境を整えていくのを目指して行くのがよいと感じました。

ヤプリQAのメンバーは課題を考え提案し、柔軟に物事に取り組んでいける強みがあると感じているので、 是非今後もこれらの強みを生かしていきたいと思いました。

去年との比較

AIを活用したQAについて、課題感が昨年と比べてどのくらい変わったのだろう?
と、気になっていましたが昨年から大きくは変わらず、
結局は「AIが出力した情報がどれほど正しいのか、人が確認する部分のコスト」が課題で、

求められている品質基準を満たす内容になっているかの確認を怠らないことが重要

…という印象を持ちました。

参加してみて

実は、自分のQAキャリアの中でJaSSTのような外部イベントへの参加は初めてだったのですが、 QAという職種がこんなに熱気に溢れ、多様な可能性に満ちているものなのだと肌で感じることができました。

普段は自社のプロダクト等に向き合う時間が大半ですが、一歩外に出ることで、同じような悩みを抱え、 それを乗り越えようとしている仲間がこれほど多くいるのだと勇気づけられました。

これからも、小さくとも一歩ずつ、着実に前に進んでいこうと思いました。

ついにヤプリQAから登壇!

各セッションが盛り上がりを見せる中、弊社の今西による事例セッションが始まりました。

ヤプリQAチームとして「JaSST登壇」を目標に掲げ、プロポーザル採択に向けて試行錯誤を繰り返してきた数ヶ月でした。 結果として努力が実り、JaSSTへの登壇が実現しました。

プロポーザル採択に向けた取り組みに関する記事はこちら tech.yappli.io

今回、今西からは「AIエージェント×GitHubで実現するQAナレッジの資産化と業務活用」というテーマで発表を行いました。

とても嬉しいことに、会場は満員で、公式のDiscordチャンネルも活発に動いていたのが印象的で、「ついにここまできたか…!」と胸が熱くなりました。

この場では「登壇しました!」という紹介に留めますが、
発表の具体的な内容や舞台裏、登壇を通して感じたことについては、
登壇した本人からの詳細なレポート記事も投稿されていますので、是非ご覧ください。

tech.yappli.io

最後に

今年のJaSSTは私たちにとって二つの意味で「去年とは違う、特別な節目」となりました。

一つは、JaSSTにとっても念願であり、特別な意味を持つ東京ビッグサイトでの開催がついに実現したこと。もう一つは、その特別な舞台でヤプリQAチームとして初登壇を果たしたことです。

去年までは「聴講側」としてステージを見上げていた私たちが、今年は「発信側」としてその一角を担いました。

ビッグサイトという記念すべき場所で、ヤプリの知見を共有できたことは、
チームにとっても歴史的な一歩となったJaSSTでした。

自分も負けじとQAとして進化していく為に努力しつつ、 ヤプリQAの一員としてこれからも走り続けます!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

※この記事はJaSST'26 Tokyo に参加した際の個人的な感想と学びをまとめたものです。公式情報や他の参加者の意見とは異なる場合がありますので、ご了承ください。

PR

ヤプリはカンファレンス参加など、エンジニアのキャリア支援に積極的に取り組んでいる会社です。 QAチームとしても今後、外部イベントの参加レポートや、内部取り組みの発信などをしていきます。 ヤプリQAの品質改善活動や社内の様子などが知りたい!興味がある!という方は、ラウンジカフェもあるのでお気軽にお越しください。

open.talentio.com